1. タトゥースタジオ内を清潔に保つことは、感染を減少する意味で効果的であり、 全ての従業者は行動に強く責任感をもつこと。
2. タトゥー施術は出血が伴うものである。いかなる場合でも血液及び体液は、HIV、B・C 型肝炎、その他全ての血液感染症病原体に感染しているものと
して取り扱うこと。
3. 感染症の多くは接触によって起こりうる。手洗いは感染症予防策の有効な手段の一つであ り、被施術者との接触後、施術前後、トイレ後、清掃後な
どには必ず行うこと。
4. 腕や手に小さな傷がないか毎日チェックし、傷があった場合には、その部位を絆創膏など で完全に覆うこと。
5. 眼球のような粘膜、顔にできたニキビや肌荒れ、剃刀負けした肌などに体液が飛沫した場 合にも感染の可能性があるため、施術者は眼鏡やマスクを装
着することで感染を予防すること。
6. 施術中は、腕時計や手に装着しているアクセサリー類は外すこと。
7. 使い捨てグローブ
• 適正サイズのグローブを選び、破れたり穴が空いたら速やかに交換する。
• 長く伸びた爪はグローブを破損させる原因になる。また、伸びた爪の間には細菌が溜まりやすくなるため、爪は常に短く整え、清潔に保つようにする
こと。
• 施術で使用する機材は、素手ではなくグローブを装着してセットアップすること。 施術中は、グローブをしたままの手で髪や髭を触ったり、目や鼻な
どの体の部位を触らないようにする。
• 施術前、施術中は、グローブに穴や破れがないか常に確認を怠らないこと。また、度外したグローブは再使用することなく、速やかに廃棄すること。
• 施術後は、使用したグローブを速やかに廃棄し、手洗いをする。手洗い後に速乾性消毒薬などで手指を消毒すると尚良い。
8. 施術や業務に支障をきたさぬよう、頭髪や髭は適切な長さに整えるかゴムバンドなどを用いて束ねておく。
9. バリア
• (1) 施術を開始する前に、タトゥーブース、及び用品類全てが清潔に保たれているか確認 し、必に応じて消毒を行う。その際、ソープボトル、イン
クボトル、クリップコード、トレイなど、施術中に触れる可能性がある場所全てにバリアフィルムやラップ などでカバーをすること。
• 汚れたバリア類は、施術ごとに廃棄すること。廃棄物を入れるゴミ箱は、蓋つきの ものを使用するのが望ましい。
• 使用した針、インク、インクキャップ、精製水( それを固めた物を含む)、メン ティップ、使い捨てのチューブ類、ゴムバンド、シーツ、ペーパータオル、
肌に接触したペン類、及び被施術者の体液が付着した可能性のあるものは、全て施術ごとに使い捨てにすること。
10. 針
• 施術で使用する針によるケガに注意
• (1) 針が装着されたタトゥーマシンは必ず所定の位置に置き、使用前・中・後のいかな
• る時において、誤って自分の指に針を刺す、針刺し事故は未然に防ぐよう努めること。
• 使用済みの針は、鋭利器具用の廃棄容器( 針やで穴が開かない丈夫な物)
• に入れ、安全な取り扱いと処分をすること。
• 使用済みの針を入れる廃棄容器にはバイオハザードのサインを貼り、誰が見ても危険物だと判るように保管すること。
• 針の再利用は固く禁止する。廃棄容器に入れた使用済みの針は、必ず事業廃棄物処理業社等に引き取ってもらい、適切に処分すること。
11. 施術に用いる要具類は、従業者以外に触らせないよう十分に注意をすること。